浅間山を望む土地での住宅です。森にとけ込むコンパクトな家にする為に、正方形を雁行させた平面を2層に積むことを考えました。真ん中に階段を設けることにより、4つのゾーンを作り出しそれぞれに適する部屋を配置しています。真ん中の階段コアと雁行平面により、動線を短くしながら外壁面も多くなることにより、各居室2面以上の開口を取っています。1つ3間×3間の正方形は、1階を2台の駐車場、2階をLDKとしています。2階のLDKを開放的な空間にする為に、方形天井としています。方形を支える為の真ん中の柱には上り梁を支えるように方杖をつけています。この方杖付き柱により求心性を強め、大黒柱として存在させています。もう1つの3間×3間の正方形にも方形屋根を架けることにより森の中に小さく佇む「2方形の家」としています。
竣工 | 2105年5月 |
所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町 |
用途 | 住宅 |
構造・規模 | 木造2階建て |
敷地面積 | 291.96㎡(88.31坪) |
建築面積 | 59.62㎡(18.03坪) |
延床面積 | 90.09㎡(27.25坪) |